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トリガーポイントの好発部位(肩-棘下筋)

トリガーポイントには、臨床診療上で重要となる確率の高い好発部位があります。
トリガーポイントが好発する筋、症状および関連痛領域等の理解は、
トリガーポイントの特定に役立ち、適切な治療につながることが考えられます。

棘下筋のトリガーポイント

棘下筋は、肩甲棘より下部、肩甲骨の前部で、肩甲骨全体を覆っている筋です。
起始部は、肩甲骨の棘下窩で上腕骨大結節に停止します。
関連痛は、肩関節および三角筋の前部領域の深部痛として感じられ、上腕および前腕の全面と外側面を下方に伝わり、ときに手の橈側の半分くらいまで放散します。そのため、二頭筋腱炎や腱板炎と誤って診断されることもあります。

棘下筋のトリガーポイントの原因

棘下筋のトリガーポイントは、筋の酷使、外傷により発生します。例えば、背中を掻く動作(肩関節で上腕を外旋して手を背後に伸ばす動作)、ラケット競技のバックハンドや投球動作による損傷、肩関節の脱臼がトリガーポイントの形成につながります。

棘下筋のトリガーポイントに特徴的な症状

悪化すると上肢全体にかけて痛みやシビレが出現します。睡眠姿勢(関連痛側を下にして眠る場合)により、痛みによる睡眠障害を引き起こします。

棘下筋のトリガーポイントの探索

肩甲棘の下にある棘下窩に収まっているため触れやすく、軽く押すだけで圧痛を得られます。棘下筋のトリガーポイントの多くは上部に見られます。棘下筋の下部のトリガーポイントは腕に関連痛を発生せることが多いので、トリガーポイントの位置特定の参考になります。この筋肉は身体で最も酷使されている筋肉のため、症状を出していない潜在性トリガーポイントが複数見つかることも多くあります。

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