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トリガーポイントには、臨床診療上で重要となる確率の高い好発部位があります。
トリガーポイントが好発する筋、症状および関連痛領域等の理解は、
トリガーポイントの特定に役立ち、適切な治療につながることが考えられます。
腰腸肋筋は、胸腸肋筋と同様に、腸肋筋に分類される脊柱起立筋群の一つで、最も外側にあります。
起始部は、腸骨稜および仙骨で、第7~12肋骨に停止します。
関連痛は、中臀部に現れることが多く、重症化すると第12肋骨の下縁付近にまで放散します。
腰腸肋筋のトリガーポイントは、胸腸肋筋と同様に、筋の酷使・不動、外傷、骨格異常などにより発生します。例えば、重量物の挙上、長時間のドライブ、脊柱側弯症、体幹を使う運搬業、激しいぶつかり合いが多い柔道やラグビー 等のスポーツ、決まった側の後ろポケットに携帯電話、スマートフォンおよび財布などを入れて日常生活を送ることで損傷することが多く、トリガーポイントの形成につながります。
腰腸肋筋のトリガーポイントは、胸腸肋筋と同様に、脊椎・椎間・腰仙関節の機能不全、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛および狭心症で認められるような症状を呈することがあり、誤って診断されることがあります。
腰腸肋筋は表面にあるため、前腕近位の後面を触診すれば痛みを訴える箇所あります。
トリガーポイントについての基礎的な理解から一般的な治療方法まで幅広い情報を掲載しています。初めて学習される方からご専門の先生まで、是非ご一読いただけますと幸いです。
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