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トリガーポイントの好発部位(腰背部-腸腰筋)

トリガーポイントには、臨床診療上で重要となる確率の高い好発部位があります。
トリガーポイントが好発する筋、症状および関連痛領域等の理解は、
トリガーポイントの特定に役立ち、適切な治療につながることが考えられます。

腸腰筋のトリガーポイント

腸腰筋は、腰椎と大腿骨をつなぐ筋群の総称で、腸骨筋、大腰筋および小腰筋で構成されています。小腰筋は欠損していることが多いので、腸骨筋と大腰筋のトリガーポイントについて説明します。
腸骨筋の起始部は腸骨の内面(腸骨窩)、大腰筋の起始部は第12胸椎~第5腰椎の側面(椎体、椎間板および横突起)で、両者とも大腿骨の小転子に停止します。
関連痛は、腰椎に沿って縦に放散しますが、前面は下へ、後面は上へ走る傾向があります。

腸腰筋のトリガーポイントの原因

腸腰筋のトリガーポイントは、筋の酷使・長時間の短縮、下肢長の不均等により発生します。腸腰筋は歩行、座位、立位のすべての動作に関与するため、多様な作業やスポーツで損傷します。例えば、過度な蹴り動作(サッカーやコンバットエクササイズなど)やマラソン、股関節を屈曲した状態(例えば、体育座り)の保持、決まった側の後ろポケットに携帯電話、スマートフォンおよび財布などを入れて日常生活を送ることで損傷することが多く、トリガーポイントの形成につながります。

腸腰筋のトリガーポイントに特徴的な症状

腸腰筋は重力に抗する筋であるため、立位で最も辛く、横になると楽になります。胸腰部・腰仙部関節の機能障害や虫垂炎のような症状を呈することもあります。

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