日本国内の医療機関にお勤めの医師・薬剤師などの医療関係者を対象に、医療用医薬品を適正にご使用いただくための情報を提供しています。
一般の方および国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
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トリガーポイントは、複数の視点から分類されています。
分類を理解し、関連痛の概念を併せることで、トリガーポイントの探索精度が上がります。
トリガーポイントの治療には、正確な位置特定が必須です。
トリガーポイントは筋肉内では索状硬結(筋肉の異常収縮(拘縮、しこり))として触知でき、米粒大の小さいトリガーポイントから親指ほどの大きいトリガーポイントまで、様々な大きさのものが存在します。トリガーポイントは、形成される場所により中心トリガーポイントと付着部(付属)トリガーポイントに分類され、中心トリガーポイントは筋線維の中心に存在し、付着部(付属)トリガーポイントは筋肉の付着部付近に存在します。また、形成される順番によりキートリガーポイントとサテライトトリガーポイントに分類され、キートリガーポイントが形成されると、同じ筋肉または他の筋肉にサテライトトリガーポイントが形成されることがよくあります。また、重症度により活動性トリガーポイントと潜在性トリガーポイントに分類され、潜在性トリガーポイントは刺激がないと局所痛や関連痛がないのに対し、活動性トリガーポイントは自発的な局所痛や関連痛があります。
トリガーポイントを診断するための必須項目として、
という4 項目があります。
さらに、参考項目として、
という4 項目があります。
日常診療では、これら全てを確認することは困難であるため、まず、索状硬結の存在と刺激による症状(痛み)の再現を確認することが重要であると考えられます。
トリガーポイントの探索には、平面診法がよく用いられます。平面診法とは、痛みが存在する筋肉直上の皮膚を一方向に引き寄せ、次に指先をすばやく筋線維を横切るように滑らせ、ローリング(弾指触診)により痛みを確認する方法です(参考A→B→C)。この時に逃避反応によるジャンプサイン が見られることがよくあります。
平面診法
トリガーポイントについての基礎的な理解から一般的な治療方法まで幅広い情報を掲載しています。初めて学習される方からご専門の先生まで、是非ご一読いただけますと幸いです。
すぎはら整形外科 杉原 泰洋 先生の手技動画集です。
トリガーポイント注射の対象となる筋肉は非常に多く存在します。治療頻度が特に高い部位、筋肉について解説しています。
トリガーポイント注射に使われる薬液について解説し、トリガーポイント注射の作用機序を説明します。
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