肩関節の周囲に痛みを訴える患者さんも多くおられます。肩関節は人体の関節の中で最大の可動域があり、多くの靱帯と筋肉で補強されています。従って、加齢による変化や使いすぎなどによって、容易に肩関節周囲に痛みを生じますが、その痛みを総称して『肩関節周囲炎』と呼びます。『五十肩』もこれに含まれます。
肩関節周囲炎は人によって原因が異なりますので、肩関節の後部だけではなく前部まで広範囲にトリガーポイントを探します(①、②、④~⑩)。複数個所にトリガーポイントが見つかることが多く、数箇所に注射する場合があります。
また、首の異常による頚椎症やむち打ち症などでも肩後部①~⑥にトリガーポイントが見つかることがあります。